作品へのアプローチ先日、「ソルフェージュの観点からのロマン派小品へのアプローチ」という講座をさせて頂きました。 ピアノを使っての演奏法講座と違い、曲の分析をベースに「どう弾くか」までを繙いていくわけですが、「ソルフェージュ的」というのがそもそも難しい解釈かもしれませんね。 個人的には、楽譜をみて「音を読む」⇒「弾く」の間に 「音を読む」⇒「考える」⇒「感じる」⇒「弾く」と、弾くために必要な要素の多くをソルフェージュが担っていると考えています。 なので分析が出来るだけでなく、「感じる」部分が抜けないようにしないといけませんね~。 例えば、跳躍する2つの音の幅にしても、5度などと数字で理解しているだけでなく、どんな響きの和声を感じ取れるのかが大切!それを声に出しながら、背景にある和声をより多彩に広げていくのが目標の一つですし、ロマン派音楽ではとても重要になります。 リズムやハーモニー、バランスにしてもソルフェージュからのアプローチがとても有効な場合が多いですね。 そして聴音能力もピアノ演奏にはかかせないのですよ。でも「聴音」で何を訓練するかは、とても奥深いのです。 単
新緑と胎教5月は移動の多い月でした。 都内は電車が便利ですが、郊外へのドライブは気分転換になるのでとても楽しみ! 特に新緑の季節の山道は、あまりの美しさに思わず「うわ~きれい!」とつぶやいてしまいます。 自然界には無数の緑色がありますね。 さて、先日も新緑の中「何て安らぐのかしら~」と思っていたのですが、ふと これは人間が持つ共通の感覚かしら? 住む地域や国民性によって違うこともあるのかしら?と考えてしましました。 人が「種」としてDNAレベルで引き継ぐものの中に、性格や感情がどの程度含まれるのか分かりませんが、 乳幼児の感情の発達という分野では大変興味深い研究結果が出ているようです。 それは、乳児は感情のコントロールを母親(或いは世話をしてくれる一番近い存在)から学び取るというもの。 楽しい感情と笑うことのつながり、どういう時に怒り、その後どのように落ち着くか…こんなことも学んでいるのかも。 うーん、とても興味深いですね~。しかしこの理論はとても「感覚的に」気に入っています。 新緑を見て気持ちが踊るのは、母親が新緑を見て同じように感じて