見守る
猫達はすくすくと成長して、まだ4ヶ月足らずなのに「子猫」ではなく、「猫」になりつつあります。 私の親ばかぶりには、自分でもおかしくて笑ってしまいます。 生徒さんに無理やり見せて、「かわいい~っ」と言って頂いておりますよ!皆さんちょっと我慢してね~。
さて、そんな子猫さんたちも観察していると色々な発見があります。 特に面白く感じるのが餌の時間です。 餌を与える際、じっとそばで見守っている時とそうしない時では食べ方が違うのですね~。 勿論本能的にも、親(猫)が見守っていると大きな安心感があるでしょう。 しっかりと完食してくれるのです。私が何か別のことをしている時は、しっかりと食べてくれません。
そんな観察をしている時に、ふと昔のことを思い出しました。 練習のときに母がじっとそばについていてくれると、何だか練習に身が入るのです。 (口を出されるとちょっとムカついてしまうのですけどね)
「気を向ける」というのは、生き物にとって大切な感覚の使い方のようです。 自分が自分に対して注意を向けることは勿論有りますが、他人が自分に注意を向けることも大きな刺激となるとか! ようするに「見守られる」→「自分がしていることにより注意が向く」ということでしょうか。 そうなると、子供に教材と学ぶ空間を与えるだけでは、本当に興味を持って学習させることにつながらないでしょう。 与えたから大丈夫!と思っているのは大人だけかもしれませんね。 「見守る」ことの大切さを考えさせられる日々です。
今ちょうど熱戦の続くオリンピックの選手達に対しては、「見守る」というよりは「注目」してしまいます。 この二つの違いもとても面白くですね。 注目されることで、より高い次元に進めるように感じています。
それにしても子猫達のいたずらは、見守っていられないですよ~。 それとしつけは別物ですね。