ホールレッスン
この時期はホールでのレッスンが増えます。 ピアノコンクールがこの時期に集中する関係です。 ホールで弾くことには多くの意味があると思いますが、やはり「耳」の使い方をアジャストするのが一番の目的でしょうか。私もリサイタルの前には良く一人でホールにこもって練習をします。 雰囲気暗いですけど、結構お気に入りの時間です。
そもそも人が音をどのように聴いているのかを判断するのはとても難しいですね。 聴こえている音に対しての形容詞を、指導者と生徒が共有する作業を通じて、音の聴き方を学んでいくのかも知れません。 生徒の皆さんには、緊張感と連帯感を感じ取る良い機会でもあります。
さて、ホールを借りなければなりません。この料金、結構高いのです。 最近では、3日前に空いている場合は半額とか、舞台のみの使用だと安くなるとかホール側も色々と工夫をして下さっています。でもすぐに支払いに行かなくてはいけないとか、電話では受け付けられないとか、制約が多いのです…。ふーっ大変。 しかし、どんなに安くしてくださっても反響板が使用できないというのは意味がないのですね。 我が家の近くのホールにも良いホールがありますが、この条件がネックとなってなかなか使えないのです。 残念!
最近ではマイホームならぬマイホールをお持ちのピアノ指導者もいらっしゃいますね。 羨ましい限りですが、気分転換をかねて(負け惜しみ)外のホールまで車を走らせましょう。