top of page

フェルデンクライス・メソッド


4年間のコースを修了し、「フェルデンクライス・メソッド」の公認プラクティショナーとなりました。

個人的には「○○メソッド」という名前をもつシステムにそれほど興味を持つことはないのですが、このフェルデンクライス・メソッドに関しては、ちょっと真剣に取り組むことにしました。

というのも、以前このブログに書いたように、私自身が手の病気と長いこと向き合ってきた経緯から、体に対しての知識や予防については常に大きな関心を持っていたからです。(手を故障した時に手ばかりを治療しないで、体全体からアプローチしましょう~という経験でした!)

また指導する立場において、「脱力(奏法)」「腱鞘炎」など良く耳にする単語も、きちんと理屈を理解した上でその方法や予防法を指導したい、という気持ちも常に持っていました。 本を読んだり、ワークショップに参加した程度ではなかなか確信を持ってお伝えするのは難しいように感じましたので、ではじっくりと勉強をして資格を取得しましょう~と思ったのです。

日本では、「アレキサンダーテクニック」の方が音楽家にはメジャーだと思いますが、 海外ではこの「フェルデンクライスメソッド」も主流なんですよ。 多くの音楽大学で必修科目になっていて、学生達が「より美しい音を出すために」また「故障をしない体つくり」を目的としてこのメソッドを履修しています。

4年間かけて骨格の動き、役割、関連性、呼吸、目や耳の使い方など実に様々なことを学んだのですが、 このメソッドの素敵なところは、「こういう仕組み」だから「こう使う」といった押し付けがないところ! 説明するのは難しいのですが、まずは自分自身の体の使い方に気づいていくことから入っていくのです。 体の緊張や使い方の個性も感じ取るということでしょうか。 これは皆さん分かっているようで、分かっていないのですね~。

学び始めた頃は目から鱗の連続でしたが、そのうちにピアノを弾くことがとてもとても楽になって、痛みや疲れもなくなり、音色も大きく変化したことに気付いて更に驚きました。

肩こりや腰痛を、ピアニストの宿命~などと思っていたのですが、違うのですよ! 本当に本当に多くの方に体験して頂きたい感覚です。

来月から定期的にピアニストの為のワークショップを開催しようと思います。 ピアニストによるピアニストの為のワークショップです!(対象は音大生以上とさせて頂きます)。

奏法に悩みのある方、手や肩などに痛みのある方などもどうぞお気軽にご参加下さい。 自分自身を観察して演奏につなげてみませんか?

詳細についてはまたご案内いたしますね。 個人的なお問い合わせはメールにてお願いいたします。(このブログの左側にあります)

なお、フェルデンクライスって?と思われる方は「フェルデンクライス・ジャパン」のサイトなどをご参考下さい。 (ちなみにフェルデンクライスは創設者の名前です)


Featured Posts
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
Recent Posts
Archive
Search By Tags
まだタグはありません。
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page