ようこそ先輩
NHKの「課外授業 ようこそ先輩」を時々観ています。 一人のプロフェッショナルが、自分の出身校で授業をするのですが、 ・体験型であること ・個性についてふみこむこと がとても興味深いのです。教育者としても参考になります。 加えてそれぞれのプロフェッショナルの感性の素晴らしさや、それに真剣に答える子供たちの姿にもちょっと感動しますよ~。
音楽のクラスというと、まず音符の読み書きや正確な奏法に気持ちが向かってしまいがちですが、 本当はその裏にある多くの自由と楽しみを教えたいなと思います。 クラシック音楽というと、何となく自由が少ないように感じている生徒さんも多くいらっしゃるでしょうが、そんなことはないのですよ! ルールがあっても、感じ方や表現方法は無限だと思いますし、それは個性によって大きく違うのですね~。 とても楽しいのです。
1995年から「体感クラブ」というクラスをやっていました。 目的は興味を持たせること。 ピアノだけでなく、音楽史・作曲・指揮・アンサンブルなどを 「体験的」で「個性的」で「色彩たっぷり」に楽しむクラスでした。 子供たちの反応に私も多くを学ばせてもらいましたよ。 最近は忙しさを理由にこのクラスを実施していませんが 先日のテレビをみて、またやろうかしら~なんて思っています。
最近では学校の音楽の授業も様変わりしてきたようですが、 昔から「音楽の授業」と「ピアノレッスン」のギャップを面白いなあと感じています。 何となく全く違うもののような…。両方を上手に取り入れて、音楽人として豊かになりたいものですね。 それにしても、日本人は 「ドレミ~」で歌を歌って、「ハ長調」とか日本語で答えて、「C G7」をシーメジャーとかジーセブンとか英語のコードで話し、ピアノのレッスンに行くと「C-dur」ツェーデゥアーなんてドイツ語で言うのですから 何とも大変ですね! みんな頑張れ!