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「きちんと数える」は正しい?


11月とは思えない程の暖かい毎日! ようやく明日から季節を感じさせる風がふきそうです。 防寒いたしましょう。

さてこの1ヶ月もあっという間に過ぎてしまいました。 発表会もありましたし、コンクールの審査、PTNAのステップにもアドバイザーとしてうかがいました。 本当に多くの子供たちの演奏にふれた1ヶ月でした。(延べ何人かしら?)

子供たちを見ていると、「拍子」に対しての様々なアプローチが見えてきます。

以前から、拍子を「数える」のと、「感じる」とでは大きな違いがあるように考えています。 「きちんと拍を数えなさ~い!」と言いたくなるときもありますが(言ってるかも…)、 きちんと数えるとやや平面的になりますね~。

個人的には、「拍子」は数えるのではなく、感じるものだと思っています。 拍というだけあって、命の源であり、躍動感であり、音楽のベース。 一度拍子を感じられたら、きっと数えなくなると思うのですが、なかなか難しいのでしょうか。 でも、拍子の感じ方で音楽の表情はガラッと違うのも事実ですね。

それと関連して、「4分の4拍子とは何ですか?」という問いに対して、 「1小節に4分音符が4つ」と答えるのにも抵抗がありますね。 これも平面的に感じてしまいます。 「音符が4つ」ではなくて、「4拍子」であることが大切!

この事は、子供だけでなく音大生や大人達にも大切にしてほしいです~。 そんな言葉との葛藤に、時々ちょっと面白さと奥深さを感じています。


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